2018.09.11 update

メンズ館スタイリストが解説する「既製シャツ」の上手な選び方とは?(1/6)

スーツスタイルに欠かせないシャツですが、あなたはどんな基準で“似合う既製シャツ”を選んでいますか?
メンズ館スタイリストの花野は、「既成でもオーダーでも、シャツ選びはサイズ感が重要です。どんなに仕立ての良いシャツでも、サイズが合っていなければその良さを実感できないからです。そのため、ネックと裄(ゆき)丈を基本に、肩幅、胸周り(身幅)、さらに着丈まで、まずご自身のサイズを正しく知ることが必要です」とコメント。

「サイズが大切なのはわかっているけど、どれが似合うかわからない……」という人のために、メンズ館1階=ドレスシャツ・ネクタイで扱っている代表的なブランドの既成シャツから花野がピックアップし、それぞれのシャツの特徴と似合う体型について解説する。





シャツを試着したら、“後ろから”も見てもらうことが大切!


「シャツ担当のスタイリストは、お客さまのサイズに合う既製シャツを選び、試着していただいたら、首・肩・裄丈のフィットを見た後、お客さまの後ろ姿を見ます。後ろ姿はお客さまご自身で確認できない部分。前後左右どこから見ても美しいことや、ジャケットに隠れて見えない部分にまでこだわることで特別感が生まれ、一層そのシャツに愛着が湧くのではないでしょうか。」と花野。

同フロアで既製シャツを購入されるお客さまのうち、インポートブランドで約9割、国産ブランドで約7割ほどが試着をするそうだ。花野は「多くのお客さまがサイズ感にシビアになっているのを感じます。また、自分に合ったサイズのシャツを着たら、スタイリストに必ず後ろ姿を見てもらってください。それが“シャツ上手”になる秘訣です」と指南する。


インポート・国産からセレクトした全5ブランドの既成シャツについて解説


今回、花野はインポートブランドから3つ、国産ブランドから2つセレクトし、シルエットやフィット感などについて解説する。
「今回ご紹介するインポートブランドは全てイタリア・ナポリのブランドです。素材の良さはもちろん、正しいサイズで着用することで実感できる手縫いならではの柔らかな着心地、襟型やシルエットの美しさが魅力。それに対し、国内ブランドは文字通り日本人向けに作られていることから、サイズ感や素材など、多くの方に安心して着用いただけます。」と加えて説明する。

さらに、それぞれのシャツの特徴を5つの項目に分け5段階評価で表記すると共に、実際に体型の違うスタイリストが着用した画像も掲載。ぜひ自分の体形にしっくりと似合うシャツ選びの参考にしてほしい。

【着心地・シルエットの美しさが魅力のインポートブランド】


【実用性やコストパフォーマンスに優れた国産ブランド】